「年収1億円の逆算的なキャリア戦略」の考察

Career

今の時代に指針とするべきキャリア戦略論

Forbes Japanの新國氏がこんなツイートをされていました。

これはForbes Japanの新たな連載企画、motoこと戸塚俊介氏のインタビュー記事についてのツイートです。

戸塚氏は、サラリーマンとして年収1500万円、それ以外の事業収益(副業)で年収1億円のスーパービジネスパーソンです。

超やり手のビジネスマンですが、彼のキャリアのスタートは『短大卒』で『地元のホームセンター』とのことです。

東大から投資銀行や戦略コンサルのような、いわゆるエリートコースではないわけですね。

戸塚氏の経歴から見る令和時代のキャリアの歩み方をForbes Japanのインタビュー記事を元に考察してみたいと思います。

実績をあげることが次のステップへの橋渡し

あらためて新國氏のツイートで言及されていた戸塚氏の言葉を引用します。

目の前の仕事で成果に拘ることが大切です。目の前にある仕事の中で得られる経験を、自分の市場価値を高める手段として活用していくことが、今後のキャリアにおいては大切ではないでしょうか。

華麗にステップアップしているように見えても、その足元には必ず飛び台があるわけです。

その飛び台がまさに成果ということですね。

目の前の仕事で実績を出すことにこだわることを常に意識するべきだと教えてくれています。

年収1億円超えというと途方もない気がしますが、メッセージとしては非常にシンプルですよね。

周囲の信頼を高めていくには、いきなり大きな実績をあげるよりも、どんなに小さくてもいいのでコツコツと成果を積み重ねていくことの方が実は大切だったりします。

成功のきっかけは社外へのアウトプット

戸塚氏の副業の最初のきっかけとなったのが、「採用広報の一環としてブログを始めた」ことだったようです。

サラリーマンとして実績をあげるだけであれば、それは社内だけの評価に留まります。

情報を発信することで、社内に留まらず業界の内外で評価を得ていったことが、成功に繋がっているのだとわかります。

サラリーマンとしての経験が良質なインプットの機会

アウトプットを続けると、自分の中にあるリソースがどんどん枯渇しはじめてしまいます。

ネタがなくなる、という状態ですね。

それを回避するためには、アウトプットと同じくらい質の高いインプットが必要なのです。

インプットというと、書籍を読んだり、セミナーを受講したり、受け身な印象がありますが、やはり経験に勝るものはないわけです。

その意味で戸塚氏はサラリーマンの利点をフルに活用しています。

つまり、職場をインプットの場にしているわけです。

これは見落とされがちなサラリーマンのメリットですが、職場にいることで様々な情報が入ってくるし、いろいろな体験もできるんですよね。

それをいかに抽象化してアウトプットに結びつけるかが戸塚氏の付加価値の源泉なんだと思います。

独自性と再現性

戸塚氏のキャリアで興味深いのは、オリジナリティに溢れ、圧倒的な成果を出しながら、どこか再現性も感じられるところです。

一般的には独自性と再現性はトレードオフです。

独自性が高すぎるものはマネしようとしても参考にならないし、再現性が高すぎるものはすぐに陳腐化してしまいます。

サラリーマンとしてきちんと成果を出し続けてきたという、多くのビジネスマンに共通している部分と、そこで得た知見を自分なりの付加価値をつけて発信してきたという部分が、相反する二面性を統合しているのだと思います。

その意味で戸塚氏のキャリアは若手のビジネスパーソンにとって非常に参考になるのではないでしょうか。

計画された偶発性理論

個人的な意見ではありますが、将来をきっちりプランニングして、そのとおりに進んでいく人生はあまり楽しいとは思っていません。

戸塚氏のキャリアも、目の前の仕事できちんと成果を出してきたという計画性と、ブログの予想外のヒットをきっかけに副業がスタートしたという偶発的なチャンスを掴んで、ここまでの成功を手にしているように思います。

ある程度先のロードマップを見据えながら、要所要所で実績を出しつつ、ごく稀に訪れるチャンスを逃さずに、環境の変化を選択していくことがキャリア形成の要諦です。

そんなキャリアプランを考察した記事を執筆していますので、ぜひこちらもご覧になってみてください。